楽天ポイントのサービスの一つに、楽天スーパーポイントを使って、投資の疑似体験ができる「ポイント運用 by 楽天PointClub(楽天ポイント運用)」というサービスがあります。
この楽天ポイント運用というのは、インデックス投資を行うことで楽天スーパーポイント(通常ポイント)を増やすことができるというサービスです。
値動きにそって運用しているだけなので、運用益が必ずプラスになるというわけではありません。
指標(インデックス)が上昇していれば運用益はプラスになりますが、下落していればマイナスになります。そのため、元本割れ(投資したポイント以下になること)のリスクがあることに注意が必要です。ただし、もっているポイントが0以下になることはないのでポイント負債をかかえるといったことはありません。
目次
楽天ポイント運用にお金はかかる?
運用や維持費といったお金はかかりません。またポイントの追加や引き出しも無料で利用できます。
ポイントを使った投資の疑似体験ができるということで、本当の投資を始める前にゲーム感覚で試しに運用している人が多いようです。
楽天ポイント運用をはじめる方法
楽天ポイント運用をはじめるには楽天の会員登録が必要です。
また、ポイントを運用(追加)するために楽天スーパーポイントが最低100ポイント必要になります。はじめて楽天ポイントを利用する場合は、100ポイントもらうことができるので、それを原資に始めることもできます。
<ポイント運用 by 楽天PointClubサイト>
>>>「ポイント運用 by 楽天PointClub」
2つの運用方法
楽天ポイント運用には、「アクティブコース」と「バランスコース」の2種類の運用方法(インデックス)があります。
どちらかの運用方法を選択して、もっているポイントを追加すると運用を開始できます。
それぞれインデックスには下記のような特徴があります。
「アクティブ」は、楽天投信投資顧問(株)が運用する日本を含む全世界の株式および投資適格債券に「70:30」の配分で分散投資する、楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)の基準価額の値動きを原則反映しています。
「バランス」は、楽天投信投資顧問(株)が運用する日本を含む全世界の株式および投資適格債券に「30:70」の配分で分散投資する、楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型)の基準価額の値動きを原則反映しています。
つまり、「アクティブ」は「株式重視のインデックス」のため、ボラティリティが高くなります。大きくポイントが増えることもありますが、その反面大きく減るリスクもあります。
一方、「バランス」は「債券重視のインデックス」のため、ボラティリティは低めで「アクティブ」ほど大きな値動きはありません。
なお、「バランス」は価格の値動きが小さいだけで、下がらないというわけではありません。そのため、「バランス」といえども元本割れするリスクを持っています。
自信がない場合は、最初は「バランス」で運用することをオススメします。
楽天ポイント運用画面の見かた
楽天ポイント運用にログインすると、下記のような画面が表示されます。
「運用ポイント数合計」には、現在追加したポイント数が表示されます。
ポイントを追加しても、実際の運用開始までには時間がかかります(受付の翌営業日22:00以降)。
※ポイント自体は追加した時点で「運用ポイント数合計」に反映されます。
「運用益」は、現在の運用状態を表しています。プラスであれば利益がでていますが、マイナスの場合は元本割れした状態です。
ポイントの追加・引き出し方
運用するために追加したポイントや運用しているポイントは、いつでも無料で引き出すことができます。
ただし、追加や引き出すまでには時間がかかるので注意が必要です。
ポイントの追加方法
ポイントを追加したい場合は、「アクティブ」または「バランス」を選んでから「↑追加する」を選択します。
追加したいポイント数を選択して「確認する」と追加できます。追加したポイントが実際に運用開始されるまでには時間がかかります。
追加したポイントは、即時に運用開始されるわけではなく、受付後の翌営業日22:00以降に反映されます。
なお、手続き中のポイントがある場合は、新たなポイントの追加も引き出しもできません。
ポイントの引き出し方法
ポイントを引き出したい場合は、ポイントがある「アクティブ」または「バランス」を選んでから「↓引き出し」を選択します。
引き出したいポイント数を選択して「確認する」と引き出すことができます。実際に引き出されるまでは、時間がかかります。
引き出しは受付後の翌営業日22:00以降に反映されます。
注意が必要なのは、引き出し時のポイント数は、翌営業日の基準価額をもとに確定されるので、実際の引き出しまでには時間のラグがあり、その間に価格変動リスクがあります。
どういうことかというと、引き出し申請をした時が100ポイントでも、翌日の引き出し確定時が90ポイントの場合は、引き出されるポイント数は90ポインになるということです。
ポイント運用のコツ
それぞれのコースのインデックスは日々変化しています。一番低いところで買って、一番高いところで売るのが一番利益がでる方法です。
しかし、どこが底でどこが天井なのかは誰にもわかりません。インデックスも上がり続けることはなく、どこかで下がりはじめます。
そのため、投資を始めた時よりもポイントが減ってしまうことがあります。
これを防ぐために、ドルコスト平均法という投資方法です。
高いところで購入しても、いずれは下がるので下がったところでも購入することで、購入したものが平均化されるという仕組みです。
損したからといって売って引き出してしまわずに、そこで再投資して平均化を目指します。ポイントを定期的に取得できないとなかなか難しいのも事実です。
また、平均化した後はいつ引き出せば一番よいかという部分ですが、特に決まりはありません。ただし、引き出そうとしたあたりで大きな損失がでてしまった場合は、一気に引き出すよりも運用しながら一定数を引き出すことが推奨されています。
損失がでていないのであれば、プラスになったら一気に売ってしまうのもありです。
興味があれば、株などの投資の前段階として試してみてください。
参考:楽天PointClub